本記事では、以下について解説しています。

  • メーラビアンの法則について
  • 非言語コミュニケーションの効果について
  • 第一印象で関係性は決まる理由

笑顔

コミュニケーションとは、社会生活を営む人間の間で行われる、知覚・感情・思考の伝達と共有のこととされています。この知覚・感情・思考の伝達は、言語・文字のほか、非言語的な視覚・聴覚・触覚などの様々な感覚機能を媒介とします。そして、コミュニケーションは、相手との良好な関係を構築するための、唯一かつ最強のツールであると言えます。

セラピーにおいても必須なスキルとされ、円滑なセラピーを遂行するためにまずクライエントとの良好な信頼関係の構築が不可欠である。また患者に「自分のことをわかってもらえている」と伝えることのできる関係とも言えます。

そこで今回は、クライエントに第一印象で信頼感を与えるコツについて解説していきます。

2つのコミュニケーション方法

コミュニケーション方法には、2つの種類があります。

  • 言語的:一般的な会話のことのことです
  • 非言語的:言語以外のコミュニケーション方法です。

Verbal−Communication/言語コミュニケーション

会話や文字などの言語的なコミュニケーション方法。

  • 相手の言葉を繰り返す
  • 共通点を見つける
  • 共通の話題を話す
  • 話すスピードやトーンを合わせる

None-Verbal−Communication/非言語コミュニケーション

ウィンク

顔や表情や声の大きさ、視線、身振り、手振り、ジェスチャーなどによるコミュニケーション方法。

  • 視線を合わす(アイコンタクト)
  • 動作をまねる(ミラーリング)

(※コミュニケーションスキルについては、以下をご参照下さい)

ノンバーバルコミュニケーションの重要性

近年はIT技術の進歩で人と顔を合わせることなく生活することも増えてきました。反対に短時間でどんなに離れたところにいる人とも簡単に顔を見ながら会話することもできます。

便利になった一方で、相手の感情を理解できないことでのトラブルが増えてきています。このような技術は、客観的な意見や思考などを共有することには優れているかもしれませんが、主観的な感情を共有することでは劣ります。なぜなら人は相手の態度を言葉だけで理解しているわけではないからです。声のトーンや表情などのいわゆる非言語的コミュニケーションの方がより強い刺激を受けるとも言われています。

メーラビアンの法則

アメリカUCLA大学の心理学者/アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念。人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、またその情報のほとんどを「視覚情報」から得ていると言う概念。メラビアンが提唱する概念において、初対面の人物を認識する割合は、「見た目/表情/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われている。

引用:コトバンク

受け取られる対人態度=(0.07✕言葉)+(0.38✕声調)+(0.55✕顔面表情

第一印象が形成される際の言葉による影響はわずか7%に過ぎず、

  • 抑揚
  • アクセント
  • 声の質
  • 明るさ
  • 暖かさ など

声の調子(38%)や顔の表情(55%)による影響が大きいと言われています。

中でも顔の表情に関しては、

  • 左右の目と口を結び三角形:75%
  • 額と頭髪:10%
  • 顎:5%
  • その他の部分:10%

この程度時間を費やしているとされ、目や口の評価からの情報をより多く印象として受け取っていることがわかります。

確かに短時間で相手のスキル、物事の考え方や価値観を理解することは難しいです。しかし、第一印象が相手に与える影響は非常に大きいもので、良いに越したことはありません。導入部分で相手に良い印象を与えることができると今後の信頼関係も得やすくなります。

この法則が正しいとすると、

  • 身だしなみがよい
  • 言葉遣いが丁寧
  • 自分とあまりギャップがないこと

これらが好印象だということは、相手との関係性に強く影響するというのは納得できます。

まとめ

  • 第一印象はその後の信頼関係に影響する
  • 言葉よりも表情が相手への心象に強く刻まれる
  • 自分からの視点だけでなく、相手目線で物事を考えてみる