本記事では、

  • 他者を巻き込む力について
  • ヨーガにも共通してくる
  • 心の性質と他人を巻き込む力の関係性

一人きりで生きている人はおらず、常に誰かとつながっています。

だからこそ孤独感に襲われたり、他者を羨んだりする心が出現したりもするわけです。そんな卑しい心をも持ち合わせている弱い存在であるのも人間なのです。

仕事においても同様のことがいえ、現代はチームで協働して解決する課題も多く、自分一人だけでは何も課題を解決できないと言っても過言ではありません。。上司、部下、同僚をはじめ周囲にいる人々と一緒に協力しあって行うのが仕事です。そして、うまくいっているチームや集団には、積極的に人や課題に働きかけ仕事を求め、周囲の人を自然と引きつける、魅力に溢れた存在がいます。

その人物はまさに渦の中心のようで、周囲を渦の流れに巻き込んでく能力に長けている存在はチームには貴重です。

今回は、渦の中心となり人を引きつける力について、紹介していきます。

渦はどのようにできるのか

渦を思い浮かべてみると、中心に軸となるものがあります。では、どのようにして渦はできるのでしょうか?

渦

まず空気や水のような物体が柱に当たると、その後ろに流れが巻き込まれて渦ができます。渦は左右にかわるがわるでき、柱に当たる流れよりも遅い速さで流されていきます

渦のでき方には、

  • 流速
  • 柱の太さや形
  • 流れるものの粘度

によって変わると言われています。

チームの柱となる存在

渦の中心の柱となる人がもっているのが、巻き込み力です。

上記の渦のでき方にもありましたが、

まず1人のリーダーシップから次々と派生するように渦ができてきます。その後方や左右に続いて先頭よりもゆっくりな渦ができ、それにまた続いて・・・という風に渦ができます。

気がつくと他の人が中心にいて、自分はその周りを回るだけでになっていることもあります。その場合には、させられている/受動的な姿勢の仕事になっている可能性があります。受け身姿勢での取り組み方では、なかなか真の喜びを感じることができないことができません。(※渦の回りを回ることが悪いという意味ではありません。たとえ周囲を回っていても、主体的な関わり方はできます)

これを打開する方法は、主体的な姿勢です。

物事への主体的な取り組みが自らの幸せにもつながります。

よって、巻き込み力には、主体性との関係も大切になります。

(※主体性については、以下をご参照下さい)

主体的に取り組むコツ

主体的に取り組むには、自分の行動の指針となる明確な目標をもつことが一番効果的な方法です。

  • 「人に感謝されるような仕事がしたい」
  • 「社会をさらに発展させたい」
  • 「幸せになりたい」など

目的や夢は、見失うといけませんので、大きなものをざっくりとしたものを持っていたほうが良いと思います。

生きていくには目的が必要です。働いているうちは、仕事で昇進することや、給料が上がることを目標にしている人も多いと思いますが、もっと大切なのが人生の目的を持つことだと思います。

しかし、一番難しいのが人生の目的です。

目的があり、その手前の目印として目標を設定していくのですが、まず大きな目的を明確にしていくことが求められます。

目標においても、わかりやすいものに設定しておく必要性があります。

自燃・可燃・不燃性

自燃性のある人物は、柱となる条件の要素です。

可燃性のある人物は、柱の後ろの左右にできる小さな渦となる要素です。

渦の中心で柱となる人が絶対的に素晴らしいのではなく、派生してできる渦の柱となる存在もとても重要です。柱となる人物の性質によって、できる波も異なります。可燃であっても、種火を柱となる人からもらうこともあります。

チームで取り組むことが多い現代では、一人に自然性があれば良いかもしれませんが、チームが細分化して異なる課題に少人数で稼働し、一人が複数の役割を担っている場合が多々あります。

チームの動力因となる存在は貴重です。

  • 0から1にできる人
  • 不調が続いても切り開いていける人

これらの自ら動くことができる力のある人物は、いかなる難題にも屈することなく立ち向かうことができる勇気をもった人物であると言えます。

いったいご自身の周囲に何人いるでしょうか?

また、ご自身はどうでしょうか?

ヨーガのトリ・グナ理論では、

  • 自然性=サトヴィック
  • 可燃性=ラジャシック
  • 不燃性=タマシック

と捉えることができます。

(※人の心の性質を構成するトリ・ドーシャについては、以下をご参照下さい)

サトヴィックな人は、非常に純粋な人物です。

物事に向かって、真摯に立ち向かい、周囲へ分け隔てない関わりをしている人物に好印象を抱くものです。(この人の為なら、何か協力したいと思えるような人物とも言えます)

誰と働くかVS自分が変わる

目的があっても、明確な目標はないなと思う人もおられますが、その場合は目的を見失っている可能性があります。その場合は、サトヴィックな人/自然性の人物である他者からの刺激を受けることも良いキッカケとなります。

態度や姿勢は感染します。

  • どんな仕事場で働くか?
  • どんな仕事をするか?

よりもどんな人と一緒に働くか?ということが重要だと思っています。

明確で純粋な心根をもった人の周囲には同じような心根を持った人物が集まってきます。よって、動力因たる純粋な性質の心の持ち主は、非常に重要ということになります。誰しもが皆、サトヴィックな性質は持ち合わせています。

しかし、外部の環境により影響を受け、怠惰な心に占拠されてしまうことがあります。魅力ある人物とともに働くことも重要ですが、自らの意識改革をすることによって、より魅力的なものを作り上げることができます。

行動を起こすことに不安を抱き、何をするにしても、立ち止まってしまうと次に進む時に余計なエネルギーが必要になります。過剰に動き回るのもエネルギーを消費します。

ゆっくりでもいいので行動しながら、目標を考え、失敗をも恐れずに行動していくのはいかがでしょうか?

自らの心の客観視を実践することで、心の状態を保つことが、周囲の人への貢献につながります。周囲の人へ影響を与えることができるのが、幸せ/人生の目的の条件になるのではないでしょうか。

その有効な方法の一つとして、ヨーガは有効なのではないかと考えています。

(※ヨーガについては、以下をご参照下さい)

まとめ

  • 柱となる人から種火(刺激)をもらう
  • 巻き込み力をもった存在はとても貴重
  • できれば自らが中心となり、他者を巻き込んで、周囲へと貢献していく
  • 周囲を巻き込む力は、幸せをも引き寄せる
  • ヨーガは対社会的な自己制御も鍛えられる