蓮華座

【パドマ・アーサナ】を紹介します。

蓮華座

概要

【パドマ/蓮】を意味する言葉で、蓮はいくつかの宗教でも神聖なシンボルとされています。【蓮華座/パドマ・アーサナ】は瞑想の姿勢を長時間保持する鍛錬の方法とされ、ヨーガの中で最も一般的な【アーサナ】であり、【座法】です。また仏教においては【結跏趺坐/けっかふざ】とされています。足の置き方、【ムドラー】によって、いくつかのヴァリエーションがあります。

【ハタ・ヨーガ・プラディーピカー】によると、【パドマ・アーサナ】は「あらゆる病を治す」とされています。足首、膝、股関節をはじめとした下肢の関節の柔軟性が求められる座り方のために、はじめから安楽に保つことは困難な方は多いと思われます。無理に押し込むようにしてポーズをとることは勧められませんのでご注意下さい。

やり方

  1. 体幹を起こして、座る
  2. 右膝を曲げ、左足ふとももにのせる(鼠径部近くまで)
  3. 左足も右足のふとももにのせる(左右どちらが先でもOK)
  4. 両足裏は天井に向く
  5. 背筋をしっかりと伸ばし、頭頂は天井の方向へ伸ばす
  6. 手は【チン・ムドラー】の形で膝の上に置く

(※【チン・ムドラー】は以下の様な指の形)

チンムドラー

ヴァリエーション

  • 達人座
  • 半蓮華座
  • 牛のポーズ

カウンターポーズ

  • 英雄のポーズ
  • 杖のポーズ

効果・評価

  • 足関節の柔軟性
  • 膝関節の柔軟性
  • 股関節の柔軟性
  • 殿部筋の柔軟性
  • 腹圧
  • 姿勢改善
  • 瞑想の準備段階

禁忌・注意点

  • 痛みを無理して座らない
  • 力づくでポーズをとらない

気づきのポイント

  • 背筋がしっかりと伸びているか
  • 足の組み方を変えると違う感覚があるか
  • 骨盤が後方に倒れていないか
  • 腰が反りすぎていないか
  • 肩の力は入りすぎていないか
  • どこかに痛みや不快な感覚はないか