目標がなければつまらないものというよりも生きていけないのではないかと思う。

人は誰しもが

・安定・安全な暮らしをしたい

・共感できる仲間が欲しい

・人から認められたい

・社会的な地位が欲しい

・自己実現をしたい

・特定の使命を全うしたい

と思うもので執着することはおかしなことではありません。

しかし、執着の対象物が手に入らなければ、さらにその心が強くなり、どんどん自分を苦しめていることにまでは気づいてまではいません。「なぜ私だけ」と我執が強くなれば、孤立もしていまう場合もあります。

人の幸福は、他者との関わりによって生まれます。幸福を求める手段であったものが目的に変わってしまっているとも考えられます。生きる方向性としての目標は必要だと思いますが、その目標に囚われてしまうのは息苦しくなってしまいます。大切なのは”今”なのは言うまでもなく、取り返しのつかない「過去/後ろ向きな意思」では人生がつまらないものとなってしまいます。

人生とは

辞書的に人生とは、

人がこの世に生きて行くということ。人間の生活。

人がこの世に生きている期間。生涯。

 

生きていくには目標が必要

 人が生きていく為には目標が必要です。そして現代の多くの人が偏った幸福を求めています。幸福を求めるのは間違ったことではないのですが方向性と手段が誤ると逆に自らを苦しめ遠ざかってしまいます。

例えば、幸福=富が成り立つとします。

私欲を満たす為に欲に囚われた人間の様に自己中心的な存在になってしまいます。

何故なら、快楽は反復減少の法則に従い、「もっともっと・・・」と多くを求めてしまうからである。

幸福は感覚器官の対象にはなく、心の状態に関係していますので、これでは見つかりません。

 

人によってどんな風に生きていきたいか、趣味、やりたいことも異なります。

「その人らしい」生活がとても重要になり、そんな時に参考になるのが「生活の質/QOL」です。

以下にまとめましたので、ご参照下さい。

 

QOLを高めることが理学療法士の目標の1つになるので、その人らしい生活を叶えることができるのも理学療法士だと考えています。それは身体的なものだけに限らず、生活全般にあたるところまでをも含めて考えるべきだと考えています。

 

目標は環境により異なる|介護現場のケース

私自身、現在介護業界に身を置いていますが、「在宅リハでの目標」、「通所施設での目標」では当然ながら目標は異なってくるはずだと思います。

何故ならリハビリテーションは手段に過ぎません。たとえ健康や身体機能も条件に過ぎません。

その先に個人の人生があるはずです。

 

ケアマネージャーの重要性

その先の明確な目標も不明確な状態、極端には「ない」場合もあるのではないか?

本来、ケアマネージャーと言われる介護保険の専門家がその人をアセスメントし、その人が実現したい人生に向かっていけるような「ケアプラン」を立てますが、聞き取りが不十分な場合や関係性を構築できておらず、「運動しないと廃用になるから」とかなり不明瞭な理由で半ば強引に通所を決めるケースが多くなっています。

確かに減退効果を目指すことは重要ですが、それが目的になってしまっては通所するだけで適ってしまったことになります。

ケアプランの究極の目標は、「利用者自身の意識・行動変容」のはずである。

 

介護保険サービスの鉄板⇨デイサービス

入り口は単なる「運動の機会」であっても、最近はセラピストがいるデイサービスも多くなってきました。

不明確なままリハビリテーション(正しくは機能訓練)はできないので、各セラピストは横流し的に機能訓練と呼ばれる「リハビリ」ではなく、問診し、利用者の潜在的な目標を探り、ニーズを引き出していく必要性があるはずです。

機能訓練ではなく、リハビリテーションを行う必要性があるということを言っています。

 

目標≒手段は危ない?

私が問題だと考えているのは、「特定の行為(目標)を達成する!!」という目標のための手段であるはずのリハビリテーションが、目標にすり替わってしまっている場合が多々存在しているところである。

それはどのリハビリテーション施設でも同じだと思います。いつの間にか手段である運動や筋トレが目標になってしまっている場合はないでしょうか。

運動の機会としてサービスを決める問題がここにあります利用者本人も手段が目標になっているので、結果がでるかと言われると難しいし結果は何で測ることができるのでしょうか?

握力が上がること歩行速度が向上することは素晴らしいことなのですが、その人らしい生活に影響しているかどうかです。必須ではない部分が向上しても日常生活動作には何も影響しません。

運動が目標で通所していれば、そこでもう目標達成しています。

 

クレームは「説明ー納得ー同意」の欠如から?

良い心理状態のときはそれでも良いが、何かのキッカケで心理状態が崩れると、「よくならない」や「マンネリ化してきた!」と言われ、他のサービスや担当を変えたりすることがある。

それはプログラムの問題ではなく、対象者の環境を含めたアセスメントができていなかったのではないかと思います。

「対話し、目標設定する!」これが重要事項であり、説明ー納得ー同意により、介入開始となっても怠ることなく、常に目標の一致をとりながら、方向性を整えていくことがリハビリテーションにおいても、自己実現をしていくにも必須なことだと思う。