本記事では、以下について解説しています。

  • 目的、目標設定の重要性について
  • セラピストが【客観視】することの重要性について
  • セラピーには、【理想型】が必要である理由
  • 【運動】や【健康】も手段に過ぎない

trainer

人生において何を成し遂げたいかという目的があります。あまりに大きな目標をたてると、「私でできるのかな」と不安になりますが、【目的】は、細かく設定しすぎると視野も狭くなってしまいますので、遠慮することなくざっくりとした【目的】を設定することをオススメしています。

(※人生の目的については、以下をご参照下さい)

【目的】は、「できるかどうか」と考える事ではなく、「見失ってしまうこと」が危険とされています。「できるかどうか」は、正直やってみないとわかりません。自分で限界を決めてやる前から、諦めるのは面白くありません。まずやってみると、意外と「自分もできるんだな」と感じる【成功体験】の繰り返しが、【自信】となります。よって【目的】は、遠慮することなく、見失わないくらいに大きい方が断然良いと思います。

(※何事にもチャレンジできる【自信】のつけ方については、以下をご参照下さい)

目的を見失ってしまう原因は、【客観視】ができていないことです。自分の現在地や役割または、自分自身のことを正確に把握できていないことだとも言えます。人生を飛行機のフライトに例えると、「計器を失っているようなもの」で、この状況では、自分がいま「どこを」、「どのように」飛んでいるのかがわからなくなってしまいます。では、人生に話を戻すとどうでしょうか?

最終目的地となる「人生の目的」は、何でしょうか?目的がないと彷徨い続けることになりますし、飛行機と同様燃料切れを起こしていつかは墜落してしまいます。

  • 現在地を確認する客観視
  • 終着点となる目的

この両者は人生を歩んでいくのに非常に重要ということが言えます。この【目的】と【理想型】という観点からセラピストを選ぶ注意点について解説していきます。

目標設定をするコツ

人が【行動】するには目的があります。そして、段階的に【長期目標】と【短期目標】を設定することを普段【クライエント】にはオススメしています。段階的に目標を達成するメリットは、

  • 見通しをつける/現在位置、進捗確認
  • モチベーションを維持する/セルフマネジメント

(※【行動】に目的が含まれている理由については、以下をご参照下さい)

【目的】は、ざっくりとしたもので良いと思いますが、長期と短期はある程度明確な目標を設定します。【目標】はある程度の見通しをつけるもので、自分の習熟度や達成度を指し、自分の現在地を確認する指標になります。しかし、あまりにも簡単な目標ではなく、少し背伸びしないと達成できない程度の絶妙な設定が必要になります。そして達成できなくても、【結果】に一喜一憂する必要はありません。【プロセス/過程】が何より大切です。

1つ1つのことで一喜一憂してしまう原因は、以下のように考えられます。

  • 【目的】を見失っている
  • 【客観視】できていない

コツコツと短期目標を達成していくことが、【自信】に繋がります。自分のモチベーションを【マネジメント】できるようになると理想的です。これには自分の性格と心の作用を理解しておくことがよいと思います。

(※ヨーガの観点からの心の健康については、以下をご参照下さい)

いくら論理的には理解していても、うまくいかないことでストレスを受けます。現代では、どんな資格やスキルよりも最重要視される最強のスキルとして、【レジリエンス】があります。

(※レジリエンスについては、以下をご参照下さい)

セラピーにおいて

セラピストとクライエントの関係性は、ある種のカップリングであると考えられています。お互いが違う歯車を回しますが、協働して同じ【目的】の達成を目指していきます。【セラピスト】に求められるのは、クライエント自身が認識していない【目的】を理解し、見合った目標に導いていくことです。しかし、

  • 【目的】を理解できない
  • 【目標】を設定できていない
  • この2つを見失う

上記の場合はどうなるでしょうか?

船頭であるセラピストが現在地を見失ったり、見誤る彷徨いゆく船は、遭難してしまいます。その後どうなるかは明白です。セラピーとしては失敗に終わります。しかし、【クライエント】は、続けて人生を歩んでいかなければなりません。身体的なリハビリテーションにおいては、特に【目的】を無視して、運動や筋トレの結果に【幸福】があるように盲信して取り組ませているのが、現代のリハビリテーションの実情です。「【リハビリテーション】(特に理学療法士)の質が低下している」と言われてもしょうがない仕組みが出来上がってしまいました。

クライエントは責任を丸投げしない

特定の目標に向かってセラピーを契約する場合には、責任までもセラピストにまかせず「自らも負う姿勢」が必要なのではと思っています。【目標】は、あくまでクライエント自身の課題であって、セラピーとして扱うには共通の課題として、【クライエント】がセラピストの介入を許す必要性があります。【自らの課題】という心構えを持てるサポートをするのもセラピスト側の役目です

あまり【過保護】にしてしまうと相手の【自助力】を弱めてしまいます。穿った見方かもしれませんが、相手の【自助力】を弱める=【依存させるセラピーは、簡単に表面的な関係性は構築できるかもしれません。セラピストが【客観視】できなければ、まず「一人前のセラピストとは言えない」ということです。

過保護:責任を肩代わりして、無責任を助長する行為

目標が合理的であるかどうかはとても大切ですが、あくまで相手は人です。セラピーは、「相手に中にあるものを明確にする作業」であるとも言えますので、

  • 相手が何を望んでいるのか?
  • どうありたいのか?
  • 相手が真に望んでいることは何か?

これらを聞き出す為の【対話】は必須のスキルになります。どのような対話をすればいいかという指針になる基本的な関係性を築くコミュニケーション方法があります。

(※基本的なコミュニケーション方法については、以下をご参照下さい)

基本的な関係を築く表面的なテクニックに過ぎません。最も大切なことは、「相手の関心に関心を示すこと」です・誰も自分に関心のない人に本心を話したいとは思いませんので、最も基本的な態度です。

セラピストを選ぶときに重視すべきこと

クライエント側には、セラピストを選ぶ権利があります。(しかし、医療や介護の世界では、この当然である権利が認められていないのが状態です。)【セラピスト】を選ぶ時に最も重視すべきことは、セラピストが【理想型】をもっているかどうかです。(【理想形】=クライエントの目的となります。)

【身体】や表面的な【行動】しか見えていないセラピストは、盲信するように【運動】や【対症的なストレス発散法】を勧めるでしょう。【運動】や【健康】はあくまで【手段であるということを忘れてはいけません。また反対に【心】しか見ていない場合も問題があるでしょう。よって、心身の両面を包括的に診ることが求められます。

(※健康も運動も手段であり結果であることについては、以下をご参照下さい)

【心身相関】の考え方から、心身のバランスの乱して、何らかの身体に症状が発現したものを【心身症】といいます。

(※【心身症】については、以下をご参照下さい)

【心身症】に対して、理想的なセラピーがあります。

(※ヨーガ療法については、以下をご参照下さい)

まとめ

  • 目的は大きい方が見失わなくて良い
  • 目標設定できてなければ、セラピーはうまくいかない
  • 客観視ができている、心に理解があるセラピストを選ぶ
  • 理想形をもっているセラピストは非常に少ない