女性を中心として非常に人気のある【YOGA】は、書物やサイトによって「ヨガ」や「ヨーガ」と表記されていますが、「両者に違いがあるのか?」「一体どっちが正しいのか?」などと困惑したことはないでしょうか?

また同じく、ヨーガ実践者のことを指す、「ヨギー」と「ヨーギー』についても同様に感じられる方はおられるのではと思います。

オーム

私自身もどっちが正しいのかわからずに以前は使用していましたが、このサイトの中では「ヨガ」と「ヨーガ」を意図的に区別して使用しています。なぜそのように区別しているのか?その根拠となる内容を解説していきたいと思います。


ヨーガの発祥地

YOGA】は【yuj/結合】を語源から派生した言葉とされています。自己の心身の自己制御によって人生の究極目的である【解脱】、または西洋的には理想となる健康像を目指す修行体系のことです。発祥は周知されていますがもちろん【インド】です。

(※【ヨーガ】について詳しくは、以下をご参照下さい)

ヨーガとヨガのどちらが正しいのか

サンスクリット語において、「O」と「E」は長音であるので【YOGA】は「ヨーガ」と発音するのが正しいとされています。では、「ヨガ」と表記されたり呼ばれたりしているのは何故でしょうか?これを理解するには、【YOGA】が日本に伝わった経緯を遡ると理解しやすいと思います。これには大きく2つのルートが存在します。

  • インド⇨欧米⇨日本
  • インド(⇨中国?)⇨日本

欧米スタイルのヨガ

【Yoga】の発音を調べてみると、米国英語においては【jóʊgə】とされています。このまま発音すると「ヨォゥガァ」となります。ここから欧米を経由して伝わった【Yoga】は「ヨガ」と呼ばれるようになったと考えられます。Yogaは、アメリカでビジネスと結合し、非常に魅力的なプロモーション活動により流行しました。ハリウッドセレブや女優が実践していることで、身体的美容や健康を追求する手段として女性の間で爆発的に流行りました。この影響で、アサナを中心とした身体的志向の強い【ハタ・ヨガ】=ヨガとなり、日本に持ち込まれました。

この影響により、日本での一般的なヨガは、欧米スタイルの「ヨガ」となっています。

インドスタイルのヨーガ

身体的志向の強い欧米スタイルのヨーガに対して、インドから伝えられた【YOGA】は、心に焦点を置いた瞑想も取り入れられており、伝達された地域のサンスクリット語から「ヨーガ」と発音することが正しいと考えています。


ヨギとヨーギー

これも上記の「ヨガ」と「ヨーガ」と同様にどちらでも良いかと思いますが、スタイルによって使い分けています。

【YOGI】を単なるヨガ実習者とするのであれば、「ヨギ」が適当かと思いますが、【YOGI/男性ヨーガ行者】と【YOGINI/女性ヨーガ行者】という意味で用いる場合は、【ヨーギー】【ヨーギニー】と表記するのが適当であると考えています。

何故ならば、ヨーガ行者に現代の「フィットネス・ヨガ」のようなポーズをキープしたり、柔軟性を誇示するようなことをしている行者はいないからです。行者に必要なのは高い柔軟性ではありません。ヒマラヤ山中のような険しい環境下でも動き続けることができるように心肺機能を高めています。またどんな状況でも動じないのトレーニングを行っていることから考えて、使い分けています。

まとめ

欧米スタイルの現代一般的とされている「フィットネス・ヨガ」については、「ヨガ」と表記し、【ヨーガ療法/ヨーガセラピー】を代表とする伝統的ヨーガに基づいて行われている科学的なものを「ヨーガ」と表記することが適当だと個人的に解釈しているので、このサイト上でも「ヨガ」と「ヨーガ」は区別して使用しています。