立位の前屈

【パーダハスタ・アーサナ】を紹介します。

立位の前屈

概要

サンスクリット語で、【Pada/足】【Hasta/手】を意味します。手で足に触れることから、そのまま【パーダハスタ・アーサナ】と呼ばれています。座位バージョンの同じアーサナが【パスチマターナ・アーサナ】となります。

やり方

  1. 【ターダ・アーサナ】で立ちます。
  2. 息を吸いながら両手を頭の上に挙げます。手を天井に、踵から離すように意識します。
  3. 指先から踵から遠い順に前方に曲げ、手指でつま先をつかむ
  4. 背中の伸張感を感じながら、手指と足先で引っ張り合いをします
  5. 力は全力の3割程度
  6. 5呼吸程度保ち、その後力を抜き、1の姿勢にゆっくりと戻ります

ヴァリエーション

  • 身体の後面が突っ張る場合は、膝を曲げる

カウンターポーズ

  • 後屈系のポーズ

効果・評価

  • 脊椎の柔軟性
  • 股関節の柔軟性
  • 膝の筋力
  • 足がよくつる人
  • 背面全体への刺激

 

禁忌・注意点

  • 腰に問題のある場合は、控える、医師の指示をあおぐ
  • 膝、ふともも裏を無理に伸ばさない(ストレッチしているのではない)
  • 目眩などの既往がある場合は、頭を急激に下げない、または実習しない
  • 転倒には十分に注意する

気づきのポイント

  • 呼吸は止まっていないか
  • 背部に伸張感を感じるか
  • 膝裏に伸張感を感じるか
  • 腹部(おヘソ)を少し引っ込めれているか
  • 手指と足が互いに引く力の強さを保てているか
  • 痛みがでるまで伸張していないか