【ターダ・アーサナ】を紹介していきます。

ターダ・アーサナ

概要

サンスクリット語で【tada/ヤシの木】を意味しています。直立位を保つ基本的なアサナの1つです。経典には認められない【パールヴァタ・アーサナ/parvata-asana/山のポーズ】や【tala-asana/ターラ・アサナ】を指す場合もあります。これらはポーズと名前に厳密な区別はなされていません。全ての日常動作の基本となる姿勢で、少しの時間(信号待ち、電車待ち、家事の最中など)でも実習可能なアサナです。

ただ単に立つだけのアサナではなく、意外と難易度の高いアサナです。全ての基本となる姿勢ですので、呼吸とともに全身への意識が特に求められます。

やり方

  1. 直立姿勢で立ちます。足は地面に植えられているように足裏全体をつけるイメージをもちます
  2. 足元はしっかりとしつつも、無駄な力は抜くように意識する
  3. 手は身体の両側に伸ばして、目線は前方の一点を見つめる
  4. 肩(肩甲骨)は内下方に引き下げ、脊柱の理想的なアライメント(S字カーブ)を保つ
  5. 頭頂部は天井に向かって伸ばす
  6. 重心は踵ではなく、土踏まずくらいになるように意識

ヴァリエーション

  • 余裕があれば閉眼でも重心移動を感じてみる(転倒には注意)
  • 両手を天井に向かって、バンザイをしてみる
  • 踵をあげ、保ってみる
  • 全てかどれかを組み合わせてみる

カウンターポーズ

  • 座位の前屈など

効果・評価

  • 姿勢改善
  • バランス制御
  • 下肢を中心とした柔軟性、筋力
  • 脊柱の柔軟性と安定性
  • 筋肉の制御
  • 身体感覚の精度
  • 腹圧

禁忌・注意点

  • めまい
  • 低血圧
  • 重度の頭痛
  • 高齢者ではバランスに注意

気づきのポイント

  • 全身の意識化(普段の姿勢との違いを知る)
  • バランスのとり方のクセを知る
  • 後方重心(骨盤が後傾、猫背など)
  • 無駄な力みがあるかないか