ケンカ

本記事では、以下を紹介しています。

  • 対人関係で悩んだ時に、自分の普段の行動を見直すポイント
  • 信頼関係を築くポイント

コミュニケーションとは、社会生活を営む上で人の間で行われる以下の伝達と共有の方法のことです。

  • 思考
  • 感情
  • 行動

人間は1人では生きることはできず、周囲には常に他者が存在し、協力しあって生活していきます。

しかし、悩みをもたらす原因は対人関係です。

なんか矛盾しているように感じます・・・

私も人との関係で辛くなった時に距離を置きたくなります。しかし、解決したことはありません。離れようとすることで孤独感もうまれます。

人間は一人では生きていくことができない弱い存在です。しかし、他者のためにとても素晴らしい行動ができるのも人間です。よって、人生を生き抜くためには他者とはうまく協力していく方法を考えていく方が建設的な考え方ではないでしょうか?

[ad#ad-1]

人間関係の基本

基本は信頼関係です。

相手を信頼できなければ、話をしていても相手を疑うことが増え、お互い辛くなります。

  • この人にまかせても大丈夫かな?

と不安になると自分の役割に集中することもできません。疑いの種はいつか芽をだしてしまいます。

ここで重要な人と人の架け橋となるのが信頼関係です。

この信頼関係を築くために日々の生活で実践することができる基本的なことを紹介します。

挨拶をする

相手の目をみて笑顔で挨拶をすること。

初見の人と会ったとき、

  • 自分がどんな人か
  • 何のために訪れたのか

等の目的を相手に伝える必要があります。

しかし、

  • 毎日顔を合わせる相手になるとついついと怠ってしまうことがありませんか?
  • 落ち込むことがあると声が小さくなる
  • いつもよりも低いトーンで話をしてしまうこと

このような経験はありませんか?

 

◇感情や行動には目的がある

今一度、普段の自分の行動を客観視してみてください。

例えば、

  • 子どもを叱りつけていたお母さんに突然電話が掛かってきました。
  • お母さんは電話をとります
  • さっきまで怒っていたはずが、優しい少し高い声で話をしている
  • 電話が終わると、先ほどと同じような怒りの形相でこちらをみる

子どもに限らずとも似たような現場を見たことはないでしょうか?

怒りが目的もない感情であるのであれば、誰から電話が掛かってきても同様な感情で対応するはずです。

しかし、相手によって感情を使い分けている。使い分けるということは、何らかの期待/目的が存在することになります。

よって、この場合は子どもを自分の支配構造に入れようとしている様が考えられます。

 

同様に、日々自分が無自覚的にとっている行動に実は目的はありませんか?

  • 心配してほしい
  • 肩代わりしてほしい
  • 自分に関心を向けてほしい
  • 自分の思った通りに動いてほしい

これは例えですが、

  • ショックを受けているのに気づいてほしい
  • 注目してほしい

などの意図があるかもしれません。

ここでの問題は、自分の都合の良いように相手を支配するために感情や行動を利用している点です。

行動には目標があり、意図があります。

非言語表現のクセついているとついついかまってちゃんとなってしまいます。(※過保護に育てられて子など)

無自覚的な行動ですので、まず客観視することをオススメします。

落ち込んでいる時は寄り添ってほしいと思うのは正常な心理です。他者の力が必要な時も当然あります。

それに感情で示すのではなく、

自ら相手に助けを求める=相談することが必要になってくるのです。

なんでもかんでも助けを求めるのはオススメできませんが、他者の意見を受け入れることができるのであれば、相談することは良い方法です。

(※もちろん相手は選びましょう)

助けてほしい/相談したいと素直に言うことは、勇気がいることです。相手に気づいてもらうのではなく自ら相手に助けを求める勇気は人生で必要です。

しかし、自分を納得させる為に相手を利用していては、相手も愛想をつかしてしまうかもしれません。ニュートラルな心の状態を維持して日常生活から律していく必要性がここにあります。

(※対社会次元の意識化をヨーガでは、ヤマ・ニヤマという取り組みがあります)

 

相手の名前を呼ぶ

固有名詞で相手を呼ぶことです。ニックネームで呼び合うことも親密感を生み出します。

仕事上では、それぞれの役割を表す敬称もあるので正しく使用することが勧められます。

  • 主任
  • 課長
  • 部長
  • 社長など

敬称もですが、名前をしっかりと覚え、相手に話しかける時は、意識的に◯◯さんと名字で呼びかけられると、「覚えてくれたんだ!」と嬉しくなります。

また「自分の存在を認めてくれているんだ」想いやりが伝わってきます。

  • 「あなたのことを大切にしていますよ」
  • 「存在を認めていますよ」

というメッセージを伝えることもできます。

書類を渡すときでも一言、

  • ◯◯さん。頼まれてた書類です。」

相談するときも一言

  • ◯◯さん、これどう思いますか?」

と名前を入れると相手も自分に言っているんだと注目を促し、話が伝わりやすくなります。

親密感を向上させ、関係性を築ける簡単な方法です。

アイコンタクト

相手の目をみて話をすることです。コミュニケーションは言語だけではありません。

(※むしろ第一印象は言語以外で決まります)

非言語メッセージの代表格がアイコンタクトです。

  • 「目は口ほどにものをいう」

という諺があるように、相手の理解度や満足度のフィードバックを得ることもできます。

また自分からは、

  • 「あなたの話を聴いていますよ」
  • 「あなたの存在をみとめていますよ」

というメッセージを送ることもできます。

視線を向けることで、自らの関心を向けていると伝えることになります。

 

◇相手の関心に自らの関心を向ける

コミュニケーションにおいて、とても基本的な態度です。

せっかく話をしてくれているので、相手への敬意として聴く準備ができていることを伝えることが重要です。

  • 自信がない
  • 後ろめたいことがある

と視線を外してしまいます。

これはネガティブな印象を相手にも与えてしまいます

(※アイコンタクトとは少し脱線しますが、対社会次元において心を育てる方法としてヤマ・ニヤマがありますので参考にどうぞ)

シンプルで簡潔な言葉で説明できる人は、

  • 物事を熟知している
  • 何か困ったら相談すべき人

だという印象を他者に与えます。

意図を理解することで、依頼した内容の質も向上します。

依頼するということは、相手への

  • 期待
  • 信用
  • 信頼

している証拠です。

まず自分の矢印を相手に向けることで、相手のパフォーマンスも向上にも効果を及ぼすことができるかもしれません。

指示ではなく、相手への敬意もこめて、

  • 信頼していますよ
  • 期待していますよ

と相手をモチベートを含めて、丁寧に依頼することが大切になります。

”ありがとう”と伝える

ありがとうと言われて、嫌な気持ちになる人は普通いません。

しかし、状況に合った使い方ではないと、嫌味や違和感を生むことになるので注意が必要です。

  • 自らの感謝
  • 「助かった」という感情を込めた

”I”メッセージを伝える意識することが大切になります。(※自分の素直な感情を伝えること)

でも、自分の感情をそのまま伝えることって恥ずかしくないですか?

恥ずかしさは自分が感じるもので、純粋な感情ほど相手に伝わります。

どんな些細なことに関しても、感謝の感情があるという人は、

  • とても温かく
  • 思いやりのある人

だという印象を与えます。

人に感謝できるということは、大小関わらずとても崇高な能力だと私は思っています。

  • 深い想いやり
  • 素直さを持っている人

とは、一緒にいても心地の良いものです。

それを恥ずかしがらずに素直に表現できる人に対して、偏った見方をする人も少なからずいるでしょうがあまり気にしてはいけません。

(※皆から好かれることは不可能なものです。以下をご参照ください)

意識的に”ありがとう”という言葉を使っていくことで、新たな自分に気づくこともできます。人との交流も増えます。

まずは意識的に相手の名前を呼びながら、

ありがとう”と伝えてみる習慣をつけるのはいかがでしょうか?

率先垂範の姿勢を示す

率先垂範とは

人の先頭に立って物事を行い、模範を示すことです。

リーダーに求められるスキルの1つとよく言われています。

正しい手順、知識に基づき実践することですが、どんなにキレイな言葉を並べても、行動が伴っていなければ人の心をとらえることはできません。

むしろ口だけの人と思われてしまいます。

重要なのは、

  • うまくいくかどうかではなく、
  • 行動を起こしているかどうか

いうことが大切になります。

プロセスやストーリーに共感や感動して、人は行動を起こすものだと言われています。

言うは易く行うは難し」とはよく言われたもので、行動するには相応の勇気がいります。

不安にかられることもありながら、その勇敢な姿勢人は強い好感を抱きます

これは主体性の要素とも言えます。

(※主体性については、以下をご参照ください)

私の好きな言葉があります。

やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ

リーダーシップの至言として、用いられることが多いので、誰の言葉かご存じの方多いかと思います。

”ほめる”という言葉は抵抗がある部分ですが、横の関係で相手を認めるという解釈をすれば、納得のいく言葉ですので、いつも参考にしています。

事実に基づき行動する

人はどうしても自分の価値観に基づいて相手を判断してしまいます。

自分勝手な判断への対策は、

  • 自分のクセを知る、自己理解
  • 思い込み、噂話に左右ない
  • 事実と意見を分ける

相手を陥れようとデマや相手が勘違いするように誇張して伝える人もいますので注意が必要です。

自分の意見を通すために相手の意見を切り抜いて、都合の良いところだけを用いることもあるかもしれません。

(※現代マスメディアの常套手段)

正確に現状把握するためには、

  • 相手の話を鵜呑にせずに、自ら確認すること

自分で確認したとしても、自分というフィルターを通していることには変わりありません。

常に心をニュートラルに保って、偏見がないように事実に着目することです。

自分の欲を優先すると偏りが発生します。このときは、

  • 相手のためになるか
  • 我欲になっていないか?

と自分に問いかけることです。

チームで動いているときに重視すべきことは”全体性”です。

状況によって優先度は変わりますが、全体性を意識し、何を判断基準すべきかを考えて行動するかを決めることです。

まとめ

  • 何をしても嫌う人は嫌うので媚びる必要はない
  • できる限りは周囲と協力する姿勢は必要
  • 考え方や意見の合わないのは当然
  • 目標と目的をチームで明確にする
  • 自分の感情もいつかは行動に現れてしまう
  • 自分の思考・感情・行動を客観視する