課題解決に向けたプロセスを明らかにし、準備する力

計画力とは、

「課題解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力」

とされます。

課題については、以下参照下さい。

将来実現しようとする目標と,この目標に到達するための主要な手段または段階とを組合せたもの。目標の達成時点や目標の内容が明確にされていること,また目標を最も能率的に達成する手段が選ばれていることが計画の重要な特性をなす。 引用:コトバンク

 

目標を実現するためには複数の実現方法が存在します。その方法の中から、ある条件下で”最善なものは何か”を選択し、準備する力とも言えます。単に「スケジュールをたてて準備する」ようなものではなく、”複数のプロセスを明確にし、準備する力が求められます。複数のプロセスが存在しても、実施されない計画もありますし、実施しても実現できない計画も存在します。その場合、どうするかを明確にしておくことも同様に求められます。

社会人にとって計画はとても大事

学生であればシラバスや自分が選択できる行動もある程度決められていました。しかし、社会にでるとそうでは困ります。何よりも”自分で考える”ことを求められます。いつまでも指示待ちの状態では、信用・信頼を得ることはできませんし、自ら考えてする仕事ではなく、いわゆる”させられ”の状態になってしまいます。高度に分業化された工程の中の機械作業や処理は別のものとして、”させられ”仕事によってできた製品やサービスを受ける側は価値(幸福)を感じにくいと思います。それはお互いにです。

なので主体的に関わる姿勢も同様に大切です。

主体的に関わることで、同じ工程であっても結果は異なります。

 

無計画は命取り

社会では個人ではなく、チームで作業することが日常茶飯事です。自分のミスや遅れが全体にとって命取りになる恐れだってあります。ミスによって誤った物を提供したり、遅れたり、紛失してしまっては、どんなに長く積み上げてきた信頼関係も一瞬で崩れてしまいます。

チームで目標を共有し、スムーズに進んでいるかの進捗を図ることも大切ですが、万一にトラブルが生じても、その時の対処法、個人の役割も共有していれば、お互いがお互いをカバーすることも可能です。チームで事に当たることを前提とすれば、目標共有を常にし、最善な計画を立てればあとは、あくまで全員の視線には「チームで作り上げた製品やサービス」があるのだから、万一のトラブルをいかに全員で対処するかに全員が徹することができます。そんな目的志向なチームは周りからみても、チームとしてもとても切磋琢磨する最良な集団となります。

計画力をあげる方法

スキルとしては、自分の力量を理解しておくことが大切です。自分の”限界ギリギリ”か、”少し頑張らないと達成できない”くらいの計画にしておかないとレベルアップが難しいのはもちろん、他者にも迷惑がかかってしまいますので、自分で責任がとれる範囲にしておくことは重要です。その為にはやはり”力量を理解する”ことは重要です。

力量を理解するには、少しずつ経験を積んでいくしかないのですが、経験の積み方を考える必要性があります。単に何度もやるだけでは、体験止まりです。それでは体得することはできません。何度も言いますが”考えること”以外に方法はありません。

初めは力量もわかりませんので、できる範囲で計画してみる。そして、取り組んでいる最中も常に”やり方は正しいか?”、”もっといい方法がないか?”と自問を繰り返していくことです。

また、同時に複数の課題に並行してアプローチすることです。1つのことだけに集中するのではなく、複数の課題に注意を払いつつ、その過程や結果にも注意を払い、誤差を確認し、修正していくことでしか”計画力”をあげる方法はないと思います。

結果からセルフ・フィードバックを受けるシステムを構築していなければ、レベルアップもできませんし、常にマネージメントされる必要性があり、一人立ちもできずに、自ら考えるような仕事をすることが難しいです。

計画力をあげる方法2

常にギリギリの状態では、うまくいっている時は良いかもしれませんが、必ず失敗やうまくいかずに行き詰まる場面は訪れます。そんな時にどうするのか?

そんなものにも負けずに根性で頑張る!  なわけありません。

あくまでそんな時でも冷静に客観視するスキルをつけていくことです。これはチームワークの”ストレスコントロール力”にも重複してくるのですが、計画力にも関係してくると私は考えます。

高いストレス下や余裕のない状態では、冷静な判断を失い、目先の利益についついとびついてしまいます。理由は、”判断力が鈍る”からです。”目標を見失う”と言っても良いと思いますが、失敗続きでは早く結果が欲しいが為に冷静さを失ってしまいます。上記しましたが、”目標”を見失った者がチームの中にいるとどうでしょうか?計画した工程とは異なり、歯車がズレていく。自分の欲を中心とした一方的なコミュニケーションとなり、軋轢をうみます。

よって、冷静さを保ちつつ、うまくいかない時は、仲間に「Help me!!」と言える関係性が重要です。

そんな自分のクセを客観視し、”自己理解に努める”ことも重要です。それを繰り返していくことが”経験”となり、「うまくいかないときもあるさ」と冷静に対処していく”自信”のある判断ができるようになります。

行動面と精神面との両面においての向上を考えていくことが重要だと思います。

それと同時にスキルアップの勉強をすることにより、相乗効果がでてきます。

まとめ

・少しだけチャレンジすること

・仲間を頼ること

・セルフ・フィードバックシステムを構築すること

・自己理解をすること

・”力量の理解⇨複数の課題に挑戦⇨少し自分を超える目標”を繰り返す